お知らせ
ブキャナンレポートから考える、引っ掛け問題に惑わされないための勉強法
今日はTwitterで見付けて思わず「あるある」と頷いてしまったことと、それについての私なりの対策をお伝えしたいと思います^^
ブキャナンレポート、巧妙に正答肢に擬態してくる件
早速ですが今回のテーマは、一級建築士の受験生さんのこちらのつぶやきから。
計画でよく出てくるブキャナンレポートって、毎回「住宅供給製作に関する報告書」ってでるから、久しぶりに問題見ると、「あれ?あってる?」って思っちゃうことあるよね。#あるある #俺だけ?
正しくは「交通調査」です。笑— Baconit (@baconit0326) April 23, 2020
これね、ほんとにあるあるじゃないですか!?
あるある過ぎて思わずコメントしてしまったのですが、私以外にも「あるある~」という方が数名いらっしゃったよう。
それにしてもブキャナンレポート、ランダムに出題されるアプリとかで問題を解いてるとなんでか毎回引っかかりそうになるんですよね…。
あまりにもあっちが自然な態度だから、だんだん「えっ私が間違ってたっけ!?」となってきますよ本当にもう。笑
覚えてるか覚えてないかの微妙なラインを狙ってきてます。
でもブキャナンレポート以外にもこういうのって結構あるんですよね~。
たまーに出てくるからこそなのか、うっかり毎回引っかかりそうになる問いが発生するという問題。
私の場合はブキャナンレポートでしたが、たぶんあなたにもこういう問題があるんじゃないかな?と思います。
過去問に集中しすぎている時に起こりやすい
ブキャナンレポート問題に何度も引っかかっていた私は、ある時ふと気づきました。
「そういえば最近、過去問ばっかりやってるな…」
そう!
私の場合、過去問「のみ」に集中していた時期にこの現象が起きていたんです。
過去問集とかスマホアプリとか、そういったもので過去問をランダムに解いている時にこのようなことが良く発生していました。
ブキャナンレポート問題を回避する方法
これに気付いた受験生のちゃこがどうしたかというと…
正解肢(正しい意味の文章)だけに触れるインプットの時間をしっかり確保するようにしたのです!
正解肢だけをインプットする!
最初に「正解肢」の意味を説明しておきますね。
例えば去年(R1)の計画の問1の選択肢(1)を見てみましょう。
ソシオペタルは、複数の人間が集まったときに、異なる方向に身体を向けて他人同士でいようとするような位置関係をいう。
この文章は間違っていますよね。
これを正しい意味に直すと…
ソシオフーガルは、複数の人間が集まったときに、異なる方向に身体を向けて他人同士でいようとするような位置関係をいう。
となりますね。
このように、最初の時点では意味が間違っている選択肢も正しい文章に直すことができます。
こうして「すべて正しい意味にした文章」を正解肢と呼んでいます。
過去問には「間違った意味の文章」が混ざっている
過去問は、まぁ当たり前なのですが、正答肢とそうじゃないものが問題の中に混ざってますよね。
だから過去問を解いているときって、どっちも同時に頭に入ってくるんです。
意味が正しい文章も、そうじゃない文章も、いっぺんに頭に入ってくる。
この時にあなたの中にしっかりとした基礎知識が備わっているなら、これは特に問題ありません。
ですが、まだ知識の土台が不安定(つまりインプットが不十分)だった場合…
正しい文章なのか間違った文章なのか判断に戸惑うだけでなく、間違った意味で覚えてしまうという危険性があるんです!!
インプットが不十分な状態でのアウトプットは危険!
もちろん過去問をマスターするというのは非常に重要です。
これがなければ一級建築士の試験に合格するのはとても難しい。
ですが、過去問に取り組む時期を間違えると逆効果になってしまうんです。
過去問を解くというのは本来、典型的なアウトプット。
ですからここでインプットを混ぜてはいけない、と私は思います。
さっきの話のように知識が不十分な状態で過去問を繰り返し解くというのは、アウトプットとインプットを同時にやっているようなものです。
それによって間違った意味の文章を間違ったまま覚えてしまう、ということになるのですね。
これは過去問学習の唯一の弊害と言えるかもしれません…。
そうした状況に陥らないために「正解肢のみのインプット」が必要になってくるのです!
※冒頭のツイートをしておられた方に対して「知識が不十分なまま過去問ばっかりやっちゃってる」という意味で言っているのではありませんよ!念のため…m(_ _)m
具体的な学習のコツ
覚えてるか覚えてないか…その絶妙なラインを攻めてくる問題に対抗するための具体的な方法をお伝えします!
- 正解肢のみが書かれた文章を読み込む
- 正解肢のみが流れてくる音声を聞き続ける
過去問ばかりやっていてブキャナンレポート問題にハマった私ですが、この2つに取り組むようにしたことで改善されました!
①正解肢のみが書かれた文章を読み込む
正解肢=正しい意味の文章。
つまり、そのまま素直に覚えても問題ないような正しい意味の文章だけが集められた資料のことです。
これはなるべくコンパクトにまとまっているものが使いやすいと思います!
イメージとしては表のような感じですね。
正しい意味で覚えることが目的なので、詳しい解説は載っていなくてOK♪
過去問の選択肢を正しい意味の文章に直していけば良いので、自分で作ることも不可能ではないです。
でもかなり時間がかかってしまうので、時間を有効に使うためにも既にそれらがまとめてある教材を利用した方がベターかと思います!
私が知っている教材だと
- 合格物語さんの「音声用テキスト」
- 建築資格研究会さんの「過去問20年のポイント一覧表」
などがこれにあたります^^
資格学校の教材にもこういった資料があるかもしれませんので、お持ちの場合はぜひ活用してください!
②正解肢のみが流れてくる音声を聞き続ける
①で挙げた「文章を読む」というのは何だかんだ意外と時間がかかりますよね。
ですが音声教材は「ながら学習」ができるので、スキマ時間を使ったインプットに最適です!
音声教材に関しては今のところこちらの一択かな?と思います。
- 合格物語さんの音声教材
詳しく書いた記事があるので今回は省略します!
まとめ
アウトプットは良質なインプットの上に成り立つものです。
インプットがしっかりしていないとアウトプットで混乱してしまって、間違った意味で覚えたり、ひっかけ問題で間違ったりしちゃいます。
ある程度インプットが完了したと思っても、できればスキマ時間などを有効に使いながら「正しい意味の文章」のみに触れるインプットを続けましょう!
以上、今日は受験生あるある現象のご紹介と、ちゃこはこうやって対策してたよ~という話でした!
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