お知らせ
いよいよ製図試験本番!これまでの練習課題はむしろ当たらない方が良い理由
一級建築士の製図試験本番がいよいよ明日に迫ってきましたね。
もうここまで来たらなるようにしかならないので、あとはいかに本番で実力を出し切れるかです。
ということで今日は、あなたの緊張を軽くするための話をしますね^^
本番の課題は絶対に簡単
信じられないかもしれませんが、本番の課題は簡単です。
あなたがこれまで解いてきた様々な課題よりも本番の課題が難しいということは、ほぼほぼ考えられません。
本番の課題の難易度 <<< 練習課題の難易度
こうなっています!
何故なら、この試験は、受験生の4割は合格させなければならない試験だから。
例えば、どう考えても正解が1パターンしかないような、そんな超難解なパズルのようなものは出題されません。
そんな問題にしてしまうと、ほとんどの受験生がエスキスの時点で不合格になってしまうからです。
「今までよりも難しい…」と思えてしまったら、それはズバリ「初めて見る課題だから」です。
今まで解いてきた課題も、1回目に解く時は同じように思ったはずですよ^^
とにかく落ち着く
初めて見るから難しい気がするだけですから、落ち着いて課題文を読めば絶対に大丈夫です。
課題文に書いてある通りのことをして、要求されている条件を満たせばいいだけです。
そして、あなたにはそれができる!
本番の課題を解くための実力は、もう十分ついていますよね^^
あとはそれをしっかり発揮させてあげましょう!
似た課題が出た時こそ要注意!
試験開始の合図が鳴って課題文を見た時に、
と思った時は、大丈夫です。
何故なら、慎重に課題文を読んで慎重に条件を整理して、慎重にエスキスしていくから。
でも逆に…
と思った時こそ要注意!
これまで解いたことがある課題に似ているものが出た場合は危険信号です!!
「あの課題の時は確かこういうプランにすれば良かったはず…」
と、過去の記憶を必死に手繰り寄せて、その時の解答例(プラン)に寄せていくということは決してしないでください!
あなたが意識すべきは、練習課題の解答例ではなくて、目の前の課題文だけです!
本番の課題文は何よりも優先されます。
課題文(=クライアントからの要望)がすべて!
法令を守りつつ、その要望を叶えてあげられるかどうかです。
練習課題は当たらない方が良い
非常に残念ですが、あなたがこれまでに解いてきた練習問題や予想問題は、ほぼ当たりません。
過去の経験からくる間違った思い込みに引っ張られるくらいなら、断然そっちの方がいいです!
あなたの頑張りは決して無駄にはなりません。
練習課題を通して身に付けたエスキス手順自体や記述の内容、作図の手法は存分に発揮させてあげましょう^^
ただし、練習課題や模試のエスキスそのものや模範解答プランは忘れてしまって大丈夫です。
というより忘れてください!
真っ新な気持ちで課題文に向かい合ってくださいね^^
ランクⅢ・Ⅳに入らないこと
令和元年度の試験から、採点基準が変わったと言われています。
具体的には、ランクⅡと採点された人数が大幅に減った代わりに、ランクⅢとⅣが増えました。
一発でランクⅢやⅣになる可能性が高いのは、次のような項目です。
- 要求室の欠落・面積違反
- 延焼ライン
- 防火区画
- 二方向避難
- 高さ制限
- 他
これらについては、それぞれの資格学校や通信講座で対策されていると思いますので、今一度見直してみてください!
まとめ
最初にお伝えしたように、本番の課題は簡単です。
まとめると、ポイントは以下の通り。
- 思い込みに引っ張られることなく、課題文に忠実にエスキスする
- ランクⅢ・Ⅳになってしまうミスをしない
あなたの健闘を心から祈っています!
なお、学科試験の時期に書いた記事ですが、こちら↓でメンタルコントロールについて詳しく書いています。
「どうしても緊張してしょうがない…」という場合は参考にしてみてください!
それでは、今日も読んでいただきありがとうございました^^
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