一級建築士の試験に向き合う時、家庭があったり小さな子どもさんがいたりすると「そもそも受験させてもらえるのか?」という根本的なところから悩まなければいけないケースがあります。
これはかなりツライ状況ですよね…。
でも、家族やパートナーに反対されて受験を断念するというのは、実は結構あるあるなんです。
ちゃこ
と思いつつも、確かに自分だけの問題ではないので難しいところ。
それに、受験にOKをもらえても、勉強時間の確保という次の難関が待ち構えています。
パートナーが家事や子育てをしている間に自分だけ勉強するというのは何とも肩身が狭い状況…。
ちゃこ
そこで今回は、家族の協力を得て合格一直線の環境を勝ち取る方法をあなたに伝授します!
これを実行すれば、あなたが一級建築士試験の受験をすることに理解を示してもらえるだけでなく、相手が積極的に応援してくれるようになるんです。
ねこ
ちゃこ
ポイントは「家族総力戦」で受験に挑める状態を作ること。
これを詳しく説明していきますね!
ちなみにこの方法、受験だけじゃなく「ここは自分の意見を通したい!」という時にいつでも使える超効果的なものなのでお見逃しなく♪
この記事を読んだら分かること
- 受験に反対する家族やパートナーを説得する方法
- さらに積極的に応援してもらえる状況を作る方法
- 自分の意見を通しつつ味方を増やすための超効果的な伝え方
Contents
結論:ワクワクする未来を共有すること!
最初に結論から言いますね。
受験に反対する家族やパートナーから理解を得て、さらに快く応援してもらうためのコツ、それは…
ワクワクする未来を共有すること
です!
ちょっと抽象的ですかね?
「ワクワクする未来」とは、そのためなら私も頑張ろう!と相手が思ってくれるようなもの。
そして「共有する」とは、あなたも相手も同じ想いでいるということです。
つまりあなたと相手で「同じ未来予想図を描き、それを実現させるために一緒に頑張る」ってこと。
この状態を「ビジョンを共有する」と言ったりもします。
ちゃこ
共有することで相手にとっても「自分ごと」になるんですよ
ねこ
仕事では共通の敵を作ると一致団結しやすいなんて言ったりしますが、それのポジティブなバージョンですね。
お互いに共通の夢や目標があると、相手と敵対することなく一緒に頑張っていくことができます。
反対されるのは同じビジョンがないから
そもそも、どうしてあなたの家族やパートナーは、あなたの受験に難色を示すのでしょうか。
Twitterに投稿されていた声を拾ってみました。
どれも「家族が一級建築士の受験をすることを快く思っていない」と思われるつぶやきです。
何故反対するの?
- お金がかかりすぎる(資格学校の通学費用など)
- 勉強を理由に家事をしなくなるから困る
- 子供の世話はどうするのか?
- 家族の時間がなくなる
- いつになったら合格するのか分からない
- こちらにもストレスをぶつけてくるのが嫌
- なんのために一級建築士を目指しているのか分からない
- 資格があってもあまり意味がないと聞いた
ちゃこ
メリットがなければ人は動かない
相手は、あなたが一級建築士の資格を取ることは自分や家族にとってメリットがないと思っているかもしれません。
もっというと相手は、あなたが一級建築士を取ることはあなただけの問題であり、あなた以外の人には関係がないと思っているかも。
ちゃこ
ねこ
例えばあなたが子育てしながら働いているお母さんだったとすると…
あなた
半年くらい集中して一級建築士の勉強をしたいの。
学校には通わずに独学で頑張るから、できればあなたにも家事とか子育てとか協力してほしいんだけど…
相手
えっ半年も!?俺は仕事もあるしあんまり手伝えないよ?
今じゃないとダメなの?
子どもがもう少し大きくなってからでもいいんじゃない?
こんな感じでしょうか。(もちろん違うかもしれませんが)
逆バージョンもありますね。
あなた
俺、今年は一級建築士の試験を受けるつもり。
資格学校の講座が毎週日曜日にあるんだけど、いいかな?
相手
日曜日まで私にワンオペ育児しろってこと?
一級建築士になってなんて頼んでないから!
それよりもっと家族の時間を増やして!
うーん、書いててもツライですね…
でも立場が違う以上なかなか理解してもらえないのはしょうがないです。
特に相手が建築業界じゃないならなおさら。
何カ月も勉強して何十万円も払って(場合によっては何年も勉強して何百万円も払って)それでも合格できない試験って、相手からするともはや意味不明だと思います。
あなたには合格後にやりたいことや合格した時のメリットが見えていると思いますが、相手にはそれが分かりません。
大変な「今のこの状況」しか見えていないんです。
ちゃこ
だから解決策は、相手にメリットがある「楽しい未来」を想像してもらうこと!
あなたが一級建築士になることはお互いの幸せな未来にとって必要なこと
こう思ってもらえる状態を作りましょう!
自分にもメリットがあるなら家族も積極的に協力してくれるはずです。
つまり、一級建築士試験を「あなた個人の戦い」から「家族総力戦」にしてしまうのです!
わくわくする未来が待っていることを伝えよう
家族総力戦にするコツは「ワクワクする未来を家族で共有すること」。
ちゃこ
そのために、以下のことが相手に伝わるようにしてみましょう!
あなたが伝えるべきこと
- 今のままじゃダメな理由
- その先にある未来
- 相手や家族のメリット
- 発生しそうな問題と解決策
今のままじゃダメな理由
「一級建築士の試験を受けようとしている」ということはあなたは今はまだ一級建築士じゃないわけですが、それでも一応は問題なく過ごせてきた(と相手は思っている)わけです。
なぜそのままじゃだめなのか?
そこを分かってもらう必要があります。
- 今のままだとお給料が少なく、これからも昇給は見込めない
- 転職したいけど資格がないと難しい
- 独立には一級建築士の肩書がないと信頼してもらえない
上記は今ぱっと考えた例なので実際はケースバイケースですが、こんな感じでしょうか。
一級の資格がなくても現状維持はできるけれども、それでは明るい未来につながらないというニュアンス。
現状を変えるのはエネルギーがいるので、ちゃんとした理由がないと相手も一緒に戦ってくれません。
その先にある未来
じゃぁあなたが一級建築士になれたら、どんな未来が待っていますか?
- 今より大きな規模の仕事に携われる(仕事のやりがいが増す)
- 給与がUPする
- 昇進できる
- 好条件で雇ってもらえる
- 転職しやすくなる
- 独立して自分で仕事ができる
相手のメリット
どんな未来があるかと似ていますが、ここでは具体的な相手のメリットを挙げていきましょう!
一級建築士を取りたい!だと切実性がありません。
あなたとのこんな未来を実現させたい!そのために一級建築士が必要なんだ!
- 収入UPするから子どもに習いごとをさせてあげられる!
- 自分たちも好きなことに使えるお金が増える!
- 休みが多い職場に転職できるから家族の時間が増える!
- 独立したら平日の子どもの学校行事にも参加してあげられる
- 転職も独立も可能だからパートナーの転勤先にも一緒についていける!
いかに今よりも良い未来をリアルに想像させられるかがポイント。
リアルであればあるほどあなたの希望が通りやすくなります^^
発生しそうな問題と解決策
試験勉強を始めたらどんな問題が起こりそうですか?
ちゃこ
- 資格学校で追加費用が発生するかもしれない(追加講義・模試など)
- 家族の時間が減ってしまうけど、1日〇時間は必ず子どもと遊ぶようにするよ。
- 夜勉強したいから子どもの寝かし付けはお願いしたい。その代わり早く起きて家事をやっておくね。
- 半年間は通学で日曜日がいないけど、土曜日の午前中は家族との時間にするね。
- 1年じゃ合格できないかもしれない
相手にも影響を与えてしまうものがあれば隠さずに、事前にしっかりと伝えます。
そうすることで「あなたのことも大切に考えています」という誠実な姿勢が伝わります。
伝える時のコツ
伝え方にはいくつかコツがあります。
ストーリー性が大事!
先程挙げたことを「ストーリー性」を持たせて相手に伝えてみてください!
つまり筋書きをしっかり作って話すということです。
箇条書きを読み上げていくよりもずっと相手の心に響いて伝わりやすくなります。
相手が自分から「それなら確かにあなたが一級建築士になった方が良いよね」と言えるようになる物語を考えてください。
うまくいけば相手が「なんでも協力するよ」という状態になってくれて、快く勉強に集中させてくれるようになりますよ!!
反論はあらかじめ先回り
あらかじめ相手の反応を想定して受け答えをシミュレーションしておきましょう。
パートナーがしてくるであろう反論はだいたい分かると思います。
相手が想定外のことを言ってきたら、強い言葉で返したりせずにその時は一旦それを受け止めて終わります。
その対応を考えてから、後日また伝えてみましょう。
焦らず数日かける
1日で説得してしまおうと思うとうまくいきません。
最初は大抵反論されますから、数日かけて丁寧に伝えていくようにしましょう。
メリットと期限はマスト!
私の経験上「相手のメリット」と「期限(いつまでに実現できそうか)」は特に重要です。
相手側に何かを我慢してもらう必要がある場合は絶対に外せません。
我慢の先にある大きなメリット
いつまで頑張れば(我慢すれば)いいか
ちゃこ
相手もいつまで我慢を続ければいいのか分からないとストレスがたまってきますからね
出口が見えないトンネルを延々と進むのは誰だって嫌なものです。
ねこ
それに、出口の向こうに待っている景色が楽しみであればあるほど、暗くて長いトンネルにも耐えられるはずです^^
だから「メリット」と「期限」はしっかりと伝えてくださいね^^
とはいえ、一級建築士試験は厳しい世界…。
ちゃこ
もちろんそんな可能性は考えたくないですが、相手がいる話なので「悪いことが起きる場合」も想定しておかなければいけません。
合格率などのデータを見せながら「客観的に見て難しい試験」「合格できるよう全力で頑張る」「でももしダメだったら〇回までは受験させてほしい」などと伝えてみてください。
ダラダラと受験しているように思われると悲しいですし、相手のストレスにもなってしまいますからね。
まとめ
一級建築士取得が家族にとって必要なことだとうまく伝わると、それは家族の間の「共通のビジョン」になります。
すると、あなたが試験勉強を頑張る間、相手は家庭のことや子育てを頑張るというように、役割分担している意識に変わるはずです。
幸せな未来予想図を実現させるために一緒に頑張っていく!
こう思ってもらえるようになると良いですね。
コメント