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【製図試験】作図スピードUPのために今日からできる3つのこと
今日は作図スピードがなかなか上がらないとお悩みの方に向けた記事です。
- 作図スピードが落ちてしまう原因
- 今日からできるその対策
について書いています!
作図スピードが落ちてしまう3つの要因
練習してもなかなか作図スピードが上がらないというお悩みをお持ちの方、多いと思います。
受験生の頃はもちろん私もそうでした。
- 線を引くスピードが遅い
- 描かなくていいものを描いている
- 次に何をすればいいか分からない
1つずつ詳しくみていきましょう!
①線を描くスピードが遅い
まずはこれなんですが、横線1本引くのに1秒かかる人と0.8秒かかる人はいるかもしれませんが、3秒かかる人は多分いないと思います。
つまり、ここではほとんど差が出ません。
何回か描いていれば普通に早く描けるようになってきますので、あんまり意識して頑張る必要はないと思います^^
ただし!
フリーハンドで遅い場合
フリーハンドにすると作図が早くなるという話を聞くと思いますが、慣れていない人がフリーハンドで描くと、かえって遅くなる場合があります。
ふにゃふにゃになった線が気に入らずに引き直すくらいなら、最初から定規で綺麗にスッと引いた方が良いですよ!
全部をフリーハンドにするのではなくて、長い直線のみ平行定規⇒内部の描きこみはフリーハンド、など途中で切り替えるようにしてみてください^^
それと…
視野を少し広げて線の引き始めと引き終わりを意識して、一気に引くようにしてみると良いと思います。
イメージは自転車と一緒です。
自転車で、一本線の上をゆっくり進もうとするとフラフラしちゃいますよね。
ある程度のスピードをつけて一気に線を引くようにしましょう!
②描かなくても良いものを描いている
作図スピードが遅い原因の2つ目です。
どういうことかというと、余計なものをたくさん描いてしまっているせいで時間が足りないということ。
これはいろんな人が言っていることなので「今さら詳しく説明しなくても」という感じかもしれませんが、大切な要素なので今一度ここでも触れておきますね。
時間がかかっているということは、何かを描いているということです。
だから、なるべく描かないようにしましょうという話。
合格に必要な図面はシンプルです。
意外とスカスカだったりします。
特に外構の描き込みは不要なものの方が多いですね。
- 生い茂る木々
- 敷地の隅々まで生えた芝生
- 整然と並んだタイル など
こういったものは、1つ2つ描いたら後はほとんど描かなくて大丈夫です。
たくさん描いた方が図面は賑やかで楽しそうになるんですけどね。
綺麗なお庭!だけど試験ではこっちをメインにしちゃダメ
一級植栽士の試験じゃないので…。
外構 <<< 建物の内部
もしも、どういう図面が「合格に最低限必要なものだけが描かれた状態」なのか分からない場合は、海豆研究所さんのサイトや動画を見ていただくことをオススメします!
海豆研究所さんからお借りしてます。クリックでサイトへ飛べます。
この動画を見ておけば大丈夫だと思います!
ちなみに…
私は海豆研究所さんとウラ指導さんでしか学んでいませんでしたので、「必要じゃないものを描き過ぎている図面」というのが当時はぶっちゃけよく分かりませんでした。
海豆さんもウラ指導さんも「合格に最低限必要なもの以外は描かなくていい」というスタンスです。
最初からその指導のもとで作図対策を始めたので、もうそれが当たり前の感覚だったんですね。
あなたがもし今まっさらな状態から作図対策を始めるならば、最初からそういった指導をしてくれるところを選ぶというのは良い選択かもしれません^^
③次に何をすればいいか分からない
これがこの記事で1番説明したいこと!
先ほど「作図に時間がかかっているのは何かを描いているから」と言いましたが、実は描いていないのに時間がかかっている場合があります。
それが、何をすればいいか分からずに手が止まっている場合です。
- 描き方が分からない
- 次の手順が決まっていない
- エスキスを見ながら描いている
描き方が分からない
階段なら階段の描き方がまだよく分かっていない、などですね。
これは、パーツ練習をすれば解決します。
自分が苦手なのはどこなのかをしっかり把握して、1つずつ対策すれば大丈夫です^^
次の手順が決まっていない
本番で「えーと、次は何を描こうかな♪」と楽しく悩んでいる時間は残念ながらありません。
柱→外壁→○○→…
と、いつも決まった手順で作図できるようにしましょうね。
例えば…
家に着いて、鍵を開けて、中に入ってドアを閉めて、鍵をかけて、靴を脱ぐ
という一連の動作に、あなたはイチイチ悩まないと思います。
ほとんど無意識でも次の動作=次に描くべきものが分かっている状態を作り出せると、大幅な時間短縮になります。
自然な流れで考えなくてもできるようになるためには、その手順を何回も繰り返すことが必要です。
さっきの帰宅の際の動作の話も、私たち大人なら当たり前の話ですね。
それが1番効率が良くて無理のない流れだと知っています。
ただし、自分でやった経験が少ない小さな子どもはですね、信じられないかもしれませんが順番が分からないんですよ!
2歳くらいの子は、鍵を開ける前にドアをこじ開けようとしますし、まだみんなが入ってきていないのにドアを閉めますし、場合によっては靴なんて脱がずに上がろうとします。笑
子どもたちは、親のやり方を見て、さらに自分で何度も経験するうちに正しい順番を覚えていくんですね。
私たちも同じで、お手本をマネしながら自分の手で繰り返し練習すること。
こうして作図手順のルーティン化ができていきます!
そういうわけで、一般的にはA2トレースを何枚も描きましょうという話になります。
ただし…
毎回A2作図の実践を通して手順を覚えていこうとすると、かなり大変です。
何枚も描く必要が出てきてしまいます。
毎日1枚描ければ理想とか言われますが、まー無理です。
(できる人はやってくださいね!)
時間がなくてA2図面が描けなかった私が作図手順を覚えるためにやっていた方法があるので、今度ご紹介しようと思います。
エスキスを見ながら描いている
作図の時にはエスキス用紙をチラチラ見ながら描くことになると思います。
しかしながら、作図用紙⇔エスキス用紙の視線の移動、というのは意外と時間を取られています。
だから
と言われるんですね。
それができる人は、もちろんそれが1番!
エスキス用紙を見なくても描けるならスイスイ進むはずです♪
が!!
エスキスを覚えるって結構難しくないですか!?
「根拠を持って作ったプランなら覚えてるでしょ!」って言われても、覚えられません。笑
私みたいな人は、中途半端に覚えているつもりになって描く方がよっぽど危険ですよね?
- しっかりエスキスを見ながら描きたい
- でもなるべく作図用紙から視線をズラしたくない
ということで、私がやっていたのが…
製図板に付属の平行定規の上に小さくしたエスキス用紙を貼り付ける
という方法です!
受験生当時、確かネットでたまたま見つけて「へー!いいかも!!」と思ってマネしました。
以前からある手法みたいなので、既にやっている人もおられるかもしれません。
オススメ動画のご紹介!
参考画像を調べていたらYoutubeで詳しく説明してくださっている方がおられたので、その動画をご紹介させていただきますね。
人見知りマンさんという方です!
定規に貼る話は1分57秒あたりからです。
実際の製図板とエスキス用紙を使って説明しておられるので、とっても分かりやすいです♪
ちなみに、上の動画では1/400のエスキスを貼っておられますが、私は1/400を作らずに倍コマからそのまま作図に入っていました。
倍コマのエスキスは平行定規に貼ってもそれほどはみ出さないサイズで、邪魔にならずに良かったです^^
なお、最初のうちは折りたたんで小さくしたものを貼っていましたが、結構厚みが出てしまうんですよね…
(何回も折らないと定規からかなりはみ出すので、それはそれで邪魔)
それが嫌だったので、結局最後は「倍コマ部分だけを定規で切って貼る」という暴挙(?)に出ていました。
破れないようにすることと、切ったものを紛失しないようにすることには要注意です。笑
エスキス用紙の扱い方ひとつでも、作図時間がだいぶ変わってきます。
作図スタイルは十人十色!
いろいろ試してみて、自分に合う方法を見付けてみてくださいね♪
まとめ
作図が遅くなってしまう原因とその対策について見ていきました!
まとめるとこんな感じですね。
- 線を引くスピードが遅い
⇒ 普通に練習していれば大丈夫!定規とフリーハンドは使い分けると良い - 描かなくていいものを描いている
⇒ ゴールとなる状態(合格に必要な最低限の描きこみ)を知ってそれをマネする - 次に何をすればいいか分からない
⇒ パーツ練習、手順の記憶、エスキスを覚える or エスキス用紙をなるべく目線の近くに持ってくる
どれも今日から始められることだと思います!
毎日たくさんの時間を取ることは難しくても、少しの時間でできることを積み重ねていけば大丈夫ですよ^^
それでは、今日も読んでいただきありがとうございましたm(_ _*)m
私・ちゃこの製図試験の勉強記録と反省はこちらにまとめています。
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